藤沢棋聖の直筆揮毫「磊々(らいらい)」付き、貴重な日本産榧(アテの感じから恐らく日向産と思われます)、味の良い赤味の盤で
す。
碁盤では非常に貴重な四方柾(両木口・天面・裏面・片木端からは完全、木端の一面にややあやしい木目がございますが「四方柾」
と謳わせていただきました)、当時(3〜40年ほど前)数百万だったそうです。
昭和56年第5期棋聖戦第一局、藤沢秀行棋聖、大竹英雄十段戦に使用されました(盤には両対局者の署名のみで対局の詳細は
記されておりませんが当時主催新聞社の役員をなさっておられたご出品者様のご尊父〔故人〕の愛蔵されていた盤だそうで間違いは
ないと思います)。手彫りクリ脚、ビラは一重、オオイレはありません。
おそらく脚の形状・つくりから東京の前沢碁盤店の作品ではないかと思量いたしておりますが・・・。
銘品館トップページへもどる トウシン盤駒店 トウシンオークション